Amazonの高反発マットレスのレビューはサクラで溢れている

Amazonで高評価の高反発マットレスについてサクラチェッカーで判定。Amazonのレビューを簡単に信じてはいけない理由をお教えします。

Amazonのレビューはサクラで溢れている

高反発マットレスでGoogle検索すると4番目に「高反発マットレス - Amazon.co.jp」が表示されます。高反発マットレスを求めている人の多くがこのAmazonのリンクをクリックすることになると思いますが、その後表示される高反発マットレスのレビューがいかにサクラで溢れているかを知っていますか?この記事ではサクラチェッカーを用いて、Amazonでの高反発マットレスに対するレビューの実態と危険性を提唱していきたいと思います。

Amazonに表示される上位陣の評価

私がAmazonで高反発マットレスというキーワードで検索した時点(2019年11月23日)を元に上位陣の表面的な評価を見ていきます。同じメーカーが立て続く場合は飛ばして順位付けしています。

第1位:Grehome
レビュー件数:417件
評価レート:4.7(5点満点)

第2位:JingXiGuoJi
レビュー件数:267件
評価レート:4.7

第3位:MyeFoam
レビュー件数:1471件
評価レート:4.2

第4位:Bedsure
レビュー件数:75件
評価レート:4.7

第5位:マットレス 敷き布団 ベッドマットレス
レビュー件数:99件
評価レート:5

第6位:Avenco
レビュー件数:82件
評価レート:4.9

第7位:HOKEKI
レビュー件数:365件
評価レート:4.7

第8位:UNNKIBO
レビュー件数:25件
評価レート:5

第9位:MATOYA
レビュー件数:19件
評価レート:4.5

第10位:Inofia
レビュー件数:204件
評価レート:4.5

第11位:Sweetnight
レビュー件数:120件
評価レート:4.8

第12位:Heipard
レビュー件数:46件
評価レート:4.8

第13位:AmityLife
レビュー件数:155件
評価レート:4.8

第14位:YUSIDO
レビュー件数:92件
評価レート:4.7

第15位:Mkicesky
レビュー件数:211件
評価レート:4.6

第16位:DEKINMAX
レビュー件数:58件
評価レート:4.6

ご覧のようにAmazonで高反発マットレスを検索すると、聞いたこともないようなメーカーのマットレスが上位表示を占め、しかもそのほとんどが驚くべきレビュー件数と評価の高さを獲得しているのが分かります。Amazonでの物販を経験したことがある人なら分かると思いますが、Amazonで自然にレビュー数を稼ぐのは至難の業です。よっぽど優れていて息の長い商品か、テレビや他の媒体で紹介され知名度が飛躍的に上がった商品以外は、数件のレビューを集めるだけでも数カ月はかかるでしょう。しかし、このリストに載っている高反発マットレスは知名度の低い状態のまま数百件のレビューを集めることに成功しています。しかも1商品だけでなく16商品も。私はこの異常性の原因がどこにあるのかを突き止め、怪しい高反発マットレスに騙される人が一人でも減るように提言していきたいと思います。

サクラチェッカーの評価

高反発マットレスに関わらずAmazonのレビューには随分前から懐疑的な目が向けられていました。自分の商品に良いレビューを付けてもらうため、業者にサクラレビューを依頼したり、ライバルの商品の評価を下げる為ネガティブなレビューをつけたりという手段が蔓延しているといいます。なぜAmazonなのか?楽天市場ではそういったことは起こっていないのか?そのあたりは後半に説明するとして、まずはサクラチェッカーという便利なツールを利用して、先ほどのリストのサクラ具合を調べていくことにします。%にリンクされているのは実際のサクラチェッカーでの結果詳細ページです。

第1位:Grehome
レビュー件数:417件
評価レート:4.7(5点満点)
サクラ度:99%

第2位:JingXiGuoJi
レビュー件数:267件
評価レート:4.7
サクラ度:99%

第3位:MyeFoam
レビュー件数:1471件
評価レート:4.2
サクラ度:90%

第4位:Bedsure
レビュー件数:75件
評価レート:4.7
サクラ度:90%

第5位:マットレス 敷き布団 ベッドマットレス
レビュー件数:99件
評価レート:5
サクラ度:90%

第6位:Avenco
レビュー件数:82件
評価レート:4.9
サクラ度:90%

第7位:HOKEKI
レビュー件数:365件
評価レート:4.7
サクラ度:99%

第8位:UNNKIBO
レビュー件数:25件
評価レート:5
サクラ度:10%

第9位:MATOYA
レビュー件数:19件
評価レート:4.5
サクラ度:90%

第10位:Inofia
レビュー件数:204件
評価レート:4.5
サクラ度:30%

第11位:Sweetnight
レビュー件数:120件
評価レート:4.8
サクラ度:99%

第12位:Heipard
レビュー件数:46件
評価レート:4.8
サクラ度:90%

第13位:AmityLife
レビュー件数:155件
評価レート:4.8
サクラ度:90%

第14位:YUSIDO
レビュー件数:92件
評価レート:4.7
サクラ度:90%

第15位:Mkicesky
レビュー件数:211件
評価レート:4.6
サクラ度:80%

第16位:DEKINMAX
レビュー件数:58件
評価レート:4.6
サクラ度:80%

結果は「UNNKIBO」「Inofia」のマットレスを除いてすべてが80%以上のサクラ度という結果になりました。私がSweetnightに関する記事を書いた時にこの異常事態に気付き目を離さないようにチェックしていたのですが、あの記事を書いてたった2~3週間の間にも怪しげな高反発マットレスブランドがいくつか現れ、瞬く間に大量の高評価レビューを獲得していく様子も見て取ることができました。あまりの多さに辟易して、Amazon検索結果の1ページ目だけを対象にしましたが実際には2ページ目、3ページ目にも同じような高評価レビューを持つ高反発マットレスがいくつも存在しています。

サクラ度は普通どれくらいなのか?

サクラチェッカーというツールを活用してサクラ度をチェックしてきましたがサクラチェッカー自体がどれくらい正しく判定を下せているのかを検証するために、高反発マットレスでも特に知名度が高くAmazonで販売しているブランドのサクラ度を測っていきます。

高反発マットレスの大御所
マニフレックスのメッシュウィング
サクラ度:0%

多数のアスリートが愛用
エアウィーヴ三つ折りマットレス
サクラ度:0%

安さに定評
タンスのゲン 三つ折りマットレス
サクラ度:0%

90日返品保証が有能
エイプマンパッド 310
サクラ度:0%

寝具の超老舗ブランド
東京西川 AIR(エアー)]
サクラ度:0%

このように一定の知名度と販売履歴を持つ商品は自然なレビューによりサクラ度も低く保つことができています。しかしAmazonでは高反発マットレスで検索してもこのようなメーカーの商品が初めて表示されるのは3ページ目以下となっており、沢山の人たちがサクラのレビューに騙され心を動かされ紛い物の高反発マットレスを購入しているのが伺えます。実際に私のこのサイトにも「Sweetnight」というキーワードで訪れる人も多く、また「Sweetnight」という商品を盲目的に進めるアフィリエイトブログも多いことからとんでもない数が売れていることが推測できます。

なぜAmazonのレビューの場でサクラが蔓延するのか

なぜこのような事が起こるのはAmazonなのでしょうか?楽天市場のレビューはどうなのでしょうか?まずその原因の一つがAmazonと楽天市場への参入障壁の高さにあります。Amazonで物を売るには電話番号と住所(日本国外の住所でも)さえあれば誰でも可能です。実際にサクラ度の高い高反発マットレスを販売している業者の住所を調べると、そのほとんどの業者の住所が中国であることが分かると思います。一方で楽天市場で物を売るには、日本国内の住所が必要ですし参入するための初期費用(約35万円)も必要です。また住所が存在するかを確認するために企業の登記簿謄本や事務所の外観内観写真も必要になります。中国の業者が楽天市場で出店するには中々の敷居が設けられています。それに加えてレビューに対する考え方もAmazonと楽天市場では大きく異なります。Amazonでは購入していない商品のレビューも認められていますが、楽天市場では購入した商品にしかレビューの投稿はできません。また、サクラレビューに対する罰則が楽天市場では極端に重く、もし店舗側がサクラレビューを行ったと認められる証拠が揃ったならば、店舗側に140万円の罰金が課せられるのに加えて、検索結果に表示されなくなる、一時改装中扱いになり販売自体ができなくなるなどの罰則が設けられています。Amazonではサクラを判定し除外する一定のBAN規定が設けられていますが、最近のサクラレビューは中国人がGoogle翻訳した稚拙なものではなく、日本人を雇いレビューを書くという手法に切り替わっている為、その見極めが大変難しくなっています。しかしサクラチェッカーというツールが存在し、怪しい商品を一応は判定できてる以上、このような商品を野放しにしているのはAmazonの怠慢とも言えるのではないでしょうか?サクラレビューの手口についてはこのサイトをご覧ください。

今後はAmazonとどう付き合っていくべきか

Amazonと楽天市場の参入障壁の高さの違いを記述しましたが、一方でこれは「楽天市場にはないけどAmazonにはある」という商品が増えていくというメリットもあります。中国のコピーする技術は素晴らしいものがありますから、日本製で何万円もする商品が同等のスペックで数千円で買えるかもしれないのです。一方でサクラレビューで完全武装された単なる紛い物の商品も大量に生み出されている今の現実もあります。Amazon的には楽天市場との違いを生み出すために、この参入障壁の低さを変えるつもりはないでしょうし、またサクラレビューを一時的に対策できたとしても、その後はイタチゴッコになることが目に見えています。この先Amazonで買い物をする場合は、ユーザー自らがそのレビューは信用に値するのかを吟味しながら利用していく必要がありそうです。かく言う私もAmazonを利用する場合は必ずサクラチェッカーを確認するようにしています。

 

▲上へ戻る